2.2. 変数を使おう


今回は変数を学びましょう。
変数とは数字や文字を入れるための入れ物だと考えてください。
rubyでは便利な事に変数に型などはなく数字だろうが文字列だろうが好きな物を入れる事ができます。
a = 1
これはaという変数(入れ物)に1を入れなさいという意味です。
a = "hello" これはaという変数(入れ物)に「hello」という文字列を入れなさいという意味です。
(文字列は必ず " ダブルクォーテーションでくくります)
これを使って計算もできます。
a = 1
b = 2
c = a + b
aに1を入れなさい。bに2を入れなさい。cにaとbを足した物を入れなさい。
という意味です。

この変数とさっきのprint文を組み合わせましょう。

-- プログラム 始まり -- test221.cgi

#!/usr/local/bin/ruby

print "Content-type: text/html\n\n"



a = "hello"

print "<html><body>a = #{a}</body></html>"

-- プログラム 終わり --

これをサーバーにアップし、実行属性を付け、Webで見てください。
これはaに「hello」という文字列を入れ、
a = #{a}を表示しなさいという意味です。
ここで#{}というのはダブルクォーテーションの中で変数の中身を表示させる場合に使うものです。

このaの中身を変化させる事でさまざまな文章をCGIで画面に表示させる事ができます。

-- プログラム 始まり -- test222.cgi

#!/usr/local/bin/ruby

print "Content-type: text/html\n\n"



a = 1

b = 2

c = a + b

print "<html><body>a (#{a}) + b (#{b}) = c (#{c})</body></html>"

-- プログラム 終わり --

これをサーバーにアップし、実行属性を付け、Webで見てください。
a (1) + b (2) = c (3)と表示されましたね。
変数をいろいろと変化させてみて遊んで見ましょう。
これだけでもプログラムがちょっと出来た気がしてきますね。
今回は変数を入れ物を例えとして表現したのですが、実は正しい表現ではないです。
実際は変数はオブジェクトを指すための指標のようなものです。
[ruby-list:13390]こんな感じで表現がされていたのでそちらも参照してみてください。この考え方にも欠点があるようですが私にはまだ完全に理解できていません。


今回始めて使った命令など

| | メニュー戻る | |

LinkExchange Japan
LinkExchange Japan Member