4.2. 四則演算など


今回は四則演算などの演算を扱ってみます。

まず足し算は

result = a + b # 足し算

のように扱います。
これでresultにa+bの結果が入ります。aに1、bに2が入っていたらresultには3が入ることになります。
同様にして引き算、掛け算、割り算、と割り算の余りを出してみます。

result = a - b # 引き算

result = a * b # 掛け算

result = a / b # 割り算

result = a % b # 割り算の余り

と、このようにして四則演算を扱えます。
これをプログラムにしてみるとこんな感じです。

-- プログラム 始まり -- test421.cgi

#!/usr/local/bin/ruby

print "Content-type: text/html\n\n"



print "<html><body>\n"



a = 5

b = 3



result = a + b

print "足し算 #{result}<br>\n"

result = a - b

print "引き算 #{result}<br>\n"

result = a * b

print "掛け算 #{result}<br>\n"

result = a / b

print "割り算 #{result}<br>\n"

result = a % b

print "余り #{result}<br>\n"



print "</body></html>\n"

-- プログラム 終わり --

test421.cgiを作成して実行してみましょう。5と3を足したり、掛けたりの結果が出ましたね。
特に必要ないかもしれませんが簡単にプログラムを説明します。
1,2行目はお決まりです。
4行目はHTMLの先頭部分です。
6,7行目はaとbに数字を代入しています。(ここではaに5、bに3)
9〜18行ではaとbを足りたり掛けたりした結果をresultに入れて表示を行っています。
19行目はHTMLの終了部分です。

ただここで注意することがあります。
rubyでは代入の際に変数をどのように扱うかを決めています。(文字列、整数、浮動小数点数、などの事です。)
このプログラムではa=5、b=3としているのでa、bともに整数としてrubyは認識しています。
そのために割り算の結果は1となります。

これを1.66667のように小数で出したい場合はa=5.0、b=3.0のようにしてa,bを浮動小数点数としてrubyに認識させます。
こうして結果を出すと割り算の結果は1.66667になります。

四則演算以外の演算だと例えば
result = Math.log(a) とすることでaの自然対数をresultに入れることができます。
result = Math.exp(a) とすることでaの指数関数の値をresultに入れることができます。

このような演算は組み込みモジュールMathで定義されていますのでそちらを調べてみてください。


今回始めて使った命令など

| | メニュー戻る | |

LinkExchange Japan
LinkExchange Japan Member