今回は四則演算などの演算を扱ってみます。
まず足し算は
result = a + b # 足し算
のように扱います。
これでresultにa+bの結果が入ります。aに1、bに2が入っていたらresultには3が入ることになります。
同様にして引き算、掛け算、割り算、と割り算の余りを出してみます。
result = a - b # 引き算 result = a * b # 掛け算 result = a / b # 割り算 result = a % b # 割り算の余り
と、このようにして四則演算を扱えます。
これをプログラムにしてみるとこんな感じです。
#!/usr/local/bin/ruby print "Content-type: text/html\n\n" print "<html><body>\n" a = 5 b = 3 result = a + b print "足し算 #{result}<br>\n" result = a - b print "引き算 #{result}<br>\n" result = a * b print "掛け算 #{result}<br>\n" result = a / b print "割り算 #{result}<br>\n" result = a % b print "余り #{result}<br>\n" print "</body></html>\n"-- プログラム 終わり --
test421.cgiを作成して実行してみましょう。5と3を足したり、掛けたりの結果が出ましたね。
特に必要ないかもしれませんが簡単にプログラムを説明します。
1,2行目はお決まりです。
4行目はHTMLの先頭部分です。
6,7行目はaとbに数字を代入しています。(ここではaに5、bに3)
9〜18行ではaとbを足りたり掛けたりした結果をresultに入れて表示を行っています。
19行目はHTMLの終了部分です。
ただここで注意することがあります。
rubyでは代入の際に変数をどのように扱うかを決めています。(文字列、整数、浮動小数点数、などの事です。)
このプログラムではa=5、b=3としているのでa、bともに整数としてrubyは認識しています。
そのために割り算の結果は1となります。
これを1.66667のように小数で出したい場合はa=5.0、b=3.0のようにしてa,bを浮動小数点数としてrubyに認識させます。
こうして結果を出すと割り算の結果は1.66667になります。
四則演算以外の演算だと例えば
result = Math.log(a) とすることでaの自然対数をresultに入れることができます。
result = Math.exp(a) とすることでaの指数関数の値をresultに入れることができます。
このような演算は組み込みモジュールMathで定義されていますのでそちらを調べてみてください。
今回始めて使った命令など