1章3節 Rubyの準備(UNIXでのインストール) 更新日付: [2002-05-17]
UNIXのサーバーを管理している人(プロバイダやレンタルサーバーの場合はサポートに、大学などの場合はそのサーバーの管理者)にサーバーにRubyがインストールされているか聞いて下さい。インストールされているのであればインストールされている場所を聞いておいて下さい。これはあとで重要になってきます。もしインストールされていなかったら管理者にたのんでインストールしてもらいましょう。
「いまどき、Rubyも使えないの?」って文句を言ってあげましょう。(笑)
もし自分でUNIXを管理してるのならRuby公式ホームページでソースコードをダウンロードして、インストールすることが出来ます。Rubyがパッケージで用意されているOS(FreeBSD、Linux、BsOSなど)もあります。
FreeBSD: http://www.freebsd.org/ports/ruby.html (あまりのパッケージの多さにびっくりしました)
VineLinux: http://www.vinelinux.org
Kondara: http://www.kondara.org
BeOS: http://www.ruby-lang.org/en/raa-list.rhtml?name=i586-beos-socket
NetBSD: http://www.jp.netbsd.org/ja/
などなど
ので、それを利用してインストールするのもいいでしょう。最近では標準で入っているOSの配布パッケージ(Vine Linux, Kondara MNU Linuxなど)もあります。
一応、インストール方法も簡単に触れておきます。現在の安定板は1.6.3(2001.5.18現在)です。昔からインストール方法は変わっていないので、この情報が古かったとしても問題は無いと思います。まずRubyのページに行き、ソース(ruby-1.6.3.tar.gz)を持ってくる(できるだけミラーサーバーを利用するようにしましょう)。次に適当な場所(私は/usr/local/srcでやりました)でソースを解凍します。
tar xf ruby-1.6.3.tar.gz
gzip ruby-1.6.3.tar
ruby-1.6.3というディレクトリができるのでそこに移動し、configureを実行。
./configure
コンパイルとテストを行う。
make
make test
「test succeeded」と表示されたら問題なしなので、インストールを行う。以下はrootになってから行って下さい。
make install
とこんな感じです。
うまく行かない場合はまずはRuby公式ページのインストールガイド(http://www.ruby-lang.org/ja/install.html)を参照しましょう。
大抵のOSでは問題はないと思いますが、問題が発生したらruby-list(http://www.ruby-lang.org/ja/ml.html)で報告しましょう。
なお、Windowsでのインストールについては次の節で説明します。
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